
ジーコ、ペレ、ロナウドが出演した南米最大のトーク番組「ジョ・ソアレス・ショー」のゲストに呼ばれた“カイザー”ことカルロス・エンヒキ・ラポーゾを、あなたは知っているか?
元ブラジル代表のレナト・ガウショが「サッカーをしなかった最も偉大なサッカー選手」と呼ぶこの男は、ベベト曰く「サッカーがクソ下手」だったが、今のようにインターネットで情報が入手できるようになる前の1980年代〜1990年代に、その話術と数々の策で印象や情報を巧みに操り、スター選手になりすまし、マフィアの親玉を丸め込むなどして、ジーコやベベト、ロマーリオらのチームメイトとしてフラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマなどのプロのサッカーチームを渡り歩いた。本作では、ベベトが「笑える1日」と振り返る事件など、カイザーの数々の逸話が本人や当時を知るサッカー関係者らの口から語られる他、当時の映像や写真、再現VTRによって紹介される。インタビューに応えたジーコは「彼はプロサッカーの面汚し」と非難するが、特筆すべきは、2010年に彼自身が明らかにするまで、レポーター、選手、監督、誰一人として、カイザーの嘘を暴露しなかったという事実。それほどまでに人を魅了する、カイザーの魅力とは?
フェイクニュースが増えた今、笑いながらも、ファクトチェックの重要性や、自分が詐欺に加担しうる危険性を改めて感じさせる問題作が、遂に日本公開!
サッカーをしなかった最も偉大なサッカー選手"カルロス・エンリケ・ラポーゾ"。人々から"カイザー"と呼ばれた男は巧みな話術や人脈を駆使してブラジルや海外のクラブと契約を結び続け、プロサッカー選手としての経歴を積み続ける。しかし、加入後は故障を装い、練習中にトラブルを起こすなどして公式戦でプレーする状況を徹底的に回避する。さらには、海外クラブやエージェントからのオファーを装うため、偽の携帯電話を使うなどして自らを演出、周囲を欺き続けた。
2003年に26年のプロサッカー選手としてのキャリアを終え、2010年から自らのストーリーを話し始める。しかし、イギリスのドキュメンタリー監督であるルイス・マイルズに、さらなる嘘を突きつけられたカイザーは、遂に、他人の人生を生きた理由を自ら語り始める…
監督:ルイス・マイルス
出演:カルロス・エンヒキ・ラポーゾ(カイザー)、ジーコ、ベベト、レナト・ガウショ、アレクシャンドレ・トーレス、リカルド・ローシャs
2018年/イギリス・ブラジル/97分/カラー/英語・ポルトガル語/原題" Kaiser! The Greatest Footballer Never to Play Football" / ポルトガル語字幕監修:鈴木國弘 / 配給:NEGA
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